生後1か月、安産祈願をしたお寺に初参りに行きました。
こちらのお寺は事前の予約などは必要なく、ご祈祷希望の人が
何人か集まったら一度ご祈祷して、終わるとまた次の回…といった流れでした。
さくらがぐずらないよう、時間を調整して寝ている間にご祈禱に行きましたが
「起きるんじゃないか」「泣き出すんじゃないか」と
ずっとひやひやしていました。
幸い起きることもなく無事にお参りを終わらせることができ、
そのまま両家の親や私の兄一家と食事へ。
その頃にはさくらも起きていてミルクを要求、
みんなの食事が始まる前に早々と一人満腹になっていました。
ここまでは順調だったのですが、さくらは満腹でご機嫌になるかと思いきや
大泣きしはじめ…
母親の私がまずあやしに行きましたが泣き止む気配はなく、
次に夫が抱っこすると抱っこしている間は泣き止むものの下ろすと号泣。
次に祖母たちが抱っこすると眠ったので座布団に寝かせていましたが、
またすぐに起きて泣き、今度は兄嫁が抱っこ。
さくらさん、私以外の人が抱っこすると泣き止むんです…
実家にいる時も私が抱っこすると泣き止まないのに、
実母が抱っこすると泣き止むことがよくありました。
その度に「抱っこの仕方が悪いのかな」「母親は私なのに…」と
悲しくなり、泣いてしまうこともしばしばで。
元から悩んでいたところを今回は夫・祖母2人・兄嫁と
次から次にさくらを泣き止ませる様子を目の当たりにしたのです。
みんなの前にも関わらず、気持ちを抑えきれずに泣いてしまいました。
義母は
「いつもとは違う環境だから、さくらも緊張しているのよ」
「母親が相手だからこそ泣くってこともあるのよ」
と慰めてくれましたが、
「どうして私の時だけ泣き止んでくれないの…」
と悲しくて悲しくて仕方がありませんでした。
眠りが浅いさくらはまたすぐに起き、今度は義母が
「おっぱいをあげてみたら❓」と言いました。
さくらは満腹だと思い込んでいた私はおっぱいをあげてみようとは
全く思いもよらず、とりあえず言われた通りにしてみることにしました。
するとさくらはすぐに泣き止み、落ち着いて眠り始めました。
義母に「ママのおっぱいで安心したのね」と言われ、
安堵するやら、みんなの前で泣いたことが恥ずかしいやら。
この日の事は今でも忘れられません。