貯蓄はしているけど、投資って難しそうだし、なんだか怖い。
このような悩みを解決します。
この記事を読めば、次のことがわかるようになります!
貯蓄とは

まず、そもそも「貯蓄」とはどういう意味でしょうか。
お金を蓄えること。お金を増やすことが目的ではなく、減らさずに守ることが目的。
あなたが働いて稼いだお金は、あなたの銀行口座に振り込まれます。
そのうち、必要な生活費を差し引いた分があなたの貯蓄となるわけですね。
仮にあなたの1か月の手取り収入が20万円、1か月の生活費が15万円だとしたら、1か月あたりのあなたの貯蓄額は、5万円となります。
手取り収入(20万円) − 生活費(15万円) = 貯蓄額(5万円)
この貯蓄額をどのように使うかは、人によって様々な目的があります。
上記5つの目的には共通点があります。
それは、「お金による不安を解消すること」です。
将来は誰にも予測できません。
そのために、万が一に備えてお金を蓄えておけば、何が起きても安心ですよね。
だからこそ、人は安心を求めて、すべてのお金を使うのではなく、一部を貯蓄するのです。
そして、すべての貯蓄を現金で自宅に管理する人はほとんどいませんね。
ほとんどの人が銀行にお金を預けていると思います。
それは、セキュリティが万全であるということが大きな理由なのではないでしょうか。
管理費用もかかりませんから、ほとんどの人は銀行にお金を預けています。
銀行に預けておけば、無料で管理してくれるし、お金も減らないから安心だね!
お金が減らないというのは、実は少し間違っているよ!
えぇ!?どういうことですか?
銀行預金のリスクとは
銀行預金は、元本が保証されていて、管理費用もかかりません。
メガバンクの普通預金の金利は0.001%ですので、わずかではありますが、預けているだけでお金は増えます。
100万円預けておくと、1年後に10円(100万円×0.001%)の利息が銀行からもらえます。
それでは、銀行預金のリスクとはなんでしょうか。
それは主に2つあります。
手数料がかかる
銀行にお金を預けていると、様々な手数料を取られます。
そもそも手数料とは何でしょう?
手数料とは、手数をかけたことに対する報酬として支払う金銭。
精選版 日本国語大辞典 より
管理費用は取られないものの、銀行も利益を出さないとやっていけませんから、様々な場面で手数料を取り、儲けているというわけですね。
わたしたちも、銀行を使わせてもらっているわけなので、感謝料を払っているようなものです。
銀行に対してよく支払う手数料は、以下のものがあります。
これらの手数料は1回あたり数百円ですから、一見大したことのない金額のように見えますが、確実に、ゆっくりとあなたの貯蓄を減らしています。
銀行預金の金利は、メガバンクで0.001%だという話をしましたね。
100万円預けていても、1年後には10円しか増えません。
1,000万円預けていても、1年後には100円しか増えないのです。
つまり、一度ATMを利用するだけで、利息以上の金額を銀行から奪い取られます。
このことから言えるのは、あなたの銀行預金は元本が保証されているわけではなく、支払った手数料分じわじわと減っているということです。
小さい金額ではありますが、このことをよく覚えていてください。
物価上昇(インフレ)リスクがある
インフレリスクとは、継続的な物価の上昇が原因で、お金の実質的な価値が下がるリスクのことを指します。
具体例を用いて説明しましょう。
主要品目 | 1980年 | 2010年 | 価格の差 |
---|---|---|---|
小麦粉(1kg) | 175円 | 224円 | 1.28倍 |
みかん(1kg) | 316円 | 456円 | 1.44倍 |
牛乳(180ml) | 56円 | 114円 | 2.03倍 |
ビール(350ml×6本) | 240円 | 1,211円 | 5.05倍 |
上記の通り、物の値段は少しずつ上昇しています。
1980年では、1,000円あれば4つ買ってもお釣りが出ましたが、2010年になるとビールが買えなくなります。
すべてを買おうとすると、2,005円必要です。
なんと、倍の2,000円があっても買えない金額にまで物価は上昇しているのです。
これがインフレリスクです。
銀行の口座に100万円を30年間預けていれば、元本が保証されるため、確実に100万円残りますが、わずかな利息300円(平均利回り0.001%)増えるだけです。
これでは、実質元本が保証されているとは言えません。
なぜなら、30年後は同じ100万円であっても、価値が異なるからです。
これが貯蓄の恐れなければならない最大のリスクです。
銀行に預けておけば、絶対安全だと思ってた…。30年でこんなにも物価が上昇しているなんて知らなかった。今後はどうなるの?
2013年に、日本銀行がインフレ率2%を早期に達成することを約束しています。今の日本はデフレだけど、今後はインフレに向かう傾向が強いと思います。
(参考:日本銀行より)
ここで気になるのが、インフレ対策ですね。
どうすれば、この物価上昇に対して、お金の価値を減らさずに維持できるのでしょうか。
そこで必要になってくるのが投資です。
投資とは
あなたが持つ投資にどんなイメージを持っていますか?
毎日株価チェックしてたりするのを見ると、なんだか難しそう。
投資ってギャンブルだよね?得することもあれば、損することもあるし。
それらは全部間違いです。
その間違ったイメージを持っていることが原因で投資から遠ざっているのだとしたら、この記事を読んで、投資に対するイメージを180度変えてください。
まずは言葉の意味を頭に入れておきましょう。
将来が有望な投資先に、利益を見込んで自己資金を投じること。
投資には様々な種類がありますが、最もイメージしやすいのは、株式投資ですね。
株式投資というのは、会社にお金を貸すことで、その会社の業績が上がれば、株価は上がります。
その株を買ったときよりも高い株価で売却することで、利益を得ることができます。
投資初心者だと、株は買い物のような感覚だと思います。
お金を使って株を買い、ベストなタイミングで売ることでまたお金に変える。
しかし、投資は買い物とは違います。
どちらかというと、貯蓄のほうがイメージとしては近いです。
貯蓄も結局のところ、銀行にお金を貸しています。
株式は会社にお金を貸しているわけなので、やっていることは同じですね。
違うのは、利回りと即金性くらいです。
貯蓄と投資を両方することで、インフレリスクにも備えることができるので、本当に安全にお金を守るためには、貯蓄だけではいけません。
投資もおこなうべきなのです。
まとめ
この記事では、貯蓄だけではいけない理由、そして投資が必要な理由を説明しました。
安全のために投資を避けていた人にとっては、受け入れがたい事実だと思います。
なぜならこの記事では、安全のために投資をすべきということを伝えているからです。
しかしそれは事実です。
投資の勉強をすればするほど、その事実似納得することでしょう。
投資を指定ない人は、ぜひこの記事をきっかけに、投資について調べてみてください。
それがあなたの人生を変えるきっかけになります。
この記事のおさらい
インフレリスク、手数料がかかる
2%
ギャンブルではない。お金を守り、増やすための一つの手段。