FIREしたいけど、何をすればいいかよくわからない。
FIREしたくて、何となくいろいろやってきたけど、このままでいいのか不安。
FIREした人のブログやTwitterを見ているけど、言ってることがバラバラで、何がホントかわからない。
このような悩みを解決します。
この記事を読むと、次のようなメリットを得られます。
目標達成に役立つ最強のフレームワーク「マンダラチャート」
マンダラチャートとは
マンダラチャートとは、目標達成に役立つフレームワークです。
1979年に経営コンサルティングを行うクローバ経営研究所の松村寧雄氏によって開発されました。
MLBア・リーグでMVPを受賞したあの大谷翔平選手も、高校生の頃に活用していたことで有名です。

マンダラチャートの構成
マンダラチャートは、9×9の81マスで構成されています。
中央の1マスが「達成したい目標」、その周り8マスが「目標達成に必要な要素」、さらに8つの要素の周りを囲んでいるのが「具体的なアクション・行動」です。
大谷翔平選手のマンダラチャートを例に挙げて説明すると、
となっています。
マンダラチャートのメリット
マンダラチャートのメリットは、大きく分けて3つあります。
それぞれ解説していきます。
目標達成の道筋が明確になる
マンダラチャートをつくることで、
が可視化されます。
その結果、目標達成までの道筋が明確になります。
あれもこれもやらなきゃ!
と頭で考える必要がなくなるため、やるべきことに迷うことなく集中することができるようになります。
新たなアイデアが浮かびやすくなる
全部で81マス埋める作業は、やってみるとわかるのですが、なかなか大変です。
目標達成のために何が必要か、何をするべきかを一生懸命考えることになります。
そうすると、今まで考えていなかった新たなアイデアが浮かぶことがあります。
その結果、より目標達成の確率を上げることができます。
誰でも簡単にできる
マンダラチャートは、1枚の紙と書くものさえあれば、誰でも簡単につくることができます。

マンダラチャートをつくるのに、特別なスキルも経験も必要ありません。
そこが、マンダラチャートの良いところです。
しかし、簡単につくることができるとはいえ、81マス埋めるのには時間がかかります。
テレビを見ながらとか、隙間時間に…というのはあまりオススメできません。
もし、マンダラチャートをつくるのであれば、少なくとも1時間は確保するようにしてください。
自分と向き合い、よく考えることで、質の高いマンダラチャートが完成します。
マンダラチャートのつくり方
ここからは、マンダラチャートのつくり方を5つのステップに分けて解説していきます。
先に、5つのSTEPをまとめて掲示します。
それでは、1つずつ解説していきます。
STEP1 目標を1つ決める
まずはじめに、中央の1マスに、達成したい目標を書いてください。
目標設定のコツとしては、SMARTの法則を使うと良いです。
S…Specific:具体的である
M…Measurable:計測できる
A…Agreed upon:同意している
R…Realistic:現実的である
T…Timely:期日が明確である
わたしの目標を例として紹介します。
わたしの目標は、「2030年(40歳)でFIREする」です。

STEP2 目標達成に必要な要素を8つ書き出す
目標が決まったら、次は目標達成に必要な要素を8つ考えます。
中央の1マスを囲む周りの8マスに、目標達成に必要な要素を書き出してください。
例として、わたしの目標「2030年にFIRE」に必要な要素を考えてみます。
わたしは、次の8つの要素が必要であると考えました。
FIREを達成するには、このブログで紹介しているように、支出を減らし、収入を増やし、資産を増やすことが重要です。
FIREはコツコツと長期に渡って努力が必要になるため、モチベーションの維持も不可欠です。
また、景気の良し悪しやビジネスチャンスなど、様々な運にも左右されます。
FIREできたとしても、趣味がなかったり、友達がいなければ、全然楽しくありません。
そして、最も重要だと言っても過言ではないのが健康です。
このような理由で、必要な要素を8つに絞りました。

必要な要素を考えるコツとしては、「目標を達成するには何が必要?」と自分に問いかけてみてください。
必要な要素が8つも思い浮かばない場合は、目標達成のために必要な前提知識が不足している可能性があります。
あなたの目標を達成するためにはなにが必要か、まずは調べてみましょう。
もし、わたしと同じようにFIREすることが目標なのであれば、当ブログを活用してください。
FIREに関する様々な知識を発信していますので、FIRE達成に向けたヒントになるはずです。
STEP3 8つの要素を満たすために、取るべき必要な行動・アクションを書き出す
必要な要素を8つ書くことができたら、それぞれ以下のマスに書き写してください。

そして、各マスに書き写した要素を手に入れるためには何をしたらよいか、具体的な行動・アクションを考えて書き出していきましょう。
例として、「支出の最適化」を達成するには何をすべきか、具体的なアクションを考えていきます。
わたしが考えたアクションは次の8つです。
考えるコツとしては、「〜を実現する(〜を手に入れる)にはどうすればいいか?」と問いかけてみてください。
ちなみに、マンダラチャートを完成させるのに一番時間がかかるのがこのSTEP3です。
8つの要素を得るために、8つずつ行動を書く必要があるため、合計で64個のアクションを考えなければなりません。
ここで気をつけるべきことは、適当に考えず、時間を使って一生懸命考え抜くことです。
マンダラチャートを完成させたいがために、深く考えず、思いつくままにダーッと書くだけでは、質の低いマンダラチャートができあがってしまいます。
質の高いマンダラチャートをつくるためにも、時間をかけて深く考え抜きましょう。
そうすることで、あなたの目標達成に必要な行動64選が完成します。
STEP4 粒度やレベルを調整する
すべてのマスを埋めることができたら、マンダラチャートはほぼほぼ完成です。
おめでとうございます!!
ですが、マスを埋めるだけではまだ足りません。
質の高いマンダラチャートにするためには、少し調整が必要です。
まずは、書き出した8つの要素、各要素を得るための具体的な行動・アクションについて、粒度を調整します。
例えば、「支出の最適化」という要素に対するアクションとして、「無駄遣いをしない」「お菓子を買わない」と書かれていたとしましょう。
「お菓子を買わない」というアクションは、「無駄使いをしない」に含まれます。
つまり、この2つのアクションは、レベルが違います。
こういう場合は、「お菓子を買わない」というアクションを消して、「無駄遣いをしない」に統一してしまいましょう。
ただし、レベルを上げると具体性が損なわれてしまうというデメリットがあります。
あえて具体性を持たせるために、「お菓子を買わない」というアクションを採用するのもありです。
他のアクションと比較しながら、粒度とレベルを調整していきましょう。
STEP5 優先順位を決める
最後に、書き出した8つの行動目標について、左上から優先順位の高い順に並び替えます。

優先順位のつけられないアクションもあると思います。
そういった場合は、先にやりやすい方や、効果の高い方を前に置きましょう。
FIREを達成するためのマンダラチャート
最後に、わたしがつくったマンダラチャートを紹介します。
FIREを達成するために必要な要素、具体的な行動プランを書き出して見ました。

あなたのマンダラチャートづくりの参考にしていただけると嬉しいです。
今後は、ここに書かれたアクションについて、ブログで掘り下げていきたいと思います。
まとめ
FIREを達成するために必要なコトは、人によって違います。
マンダラチャートを使って、自分がやるべきことを書き出し、それに集中して取り組むことが、FIREへの近道です。
FIREを達成するにはどうしたらよいか迷われている方は、当ブログの記事を参考にしてください。
この記事のおさらい
目標達成に役立つフレームワークのこと。
目標達成に必要な要素
その要素を手に入れるための具体的な行動・アクション