書籍『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』について知りたいです!
こんな疑問にお答えします。
この本は、こんな方にオススメです!
著者紹介
本書は、穂高唯希(@FREETONSHA)さんによって書かれています。
ブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」を運営。
23歳入社当日、型にはまった言動が評価される会社へ息苦しさを感じ、その日にアーリーリタイアを決意し、セミリタイア計画を始動させる。
そして30歳でFIREを達成する。
日本人の健康寿命の平均は、男性が72歳、女性が74歳と言われています。
著者がFIREを達成した30歳という数字を見ると、健康寿命の約4割を生きてきたと言えます。
そして、残りの6割の人生を、会社に縛られることなく、自由に生きることができるようになりました。
著者は、「今までと同じかそれ以上に1日1日を丁寧に、大切に、生きる必要がある」と述べています。
わたしは31歳でこの本を手にしました。日本の会社の定年は60歳で、今後どんどん伸びていくと予想されます。一刻も早く自由になりたい!どうすれば自由になれるのか?セミリタイアの手法を知りたいと思い、この本を購入しました。
概要
本書は、FIREを達成するために必要な資産形成について、再現性の高い手法と、著者がセミリタイアをするまでの軌跡についてまとめられています。
セミリタイアなんてお金持ちしかできないでしょ。
たくさん稼ぐなんてわたしにはできないわ…。
大丈夫です。
意外なことに、お金持ちじゃなくてもセミリタイアできるんです!
この本を読むと、たくさん稼ぐ能力がなくても、言われたとおりのことを実践すれば、多くの人がFIREすることができます!
もちろん、たくさんお金を稼ぐことができる人は、一般の人と比べてセミリタイアの条件としてはアドバンテージを持っています。
しかし、一般の人だからといって、セミリタイアできないわけではありません。
本書では、再現性の高い資産形成の手法として、『高配当・連続増配株投資』を推奨しています。
また、資産形成と並んで重要なことが節約です。
本書では『支出の最適化』という言葉を使って、著者が実践してきた節約の方法がたくさん紹介されています。
資産形成は、高配当・連続増配株投資がおすすめ!
投資には、たくさんの種類がありますが、本書では高配当・連続増配株投資が推奨されています。
高配当・連続増配株投資って何かしら?
高配当株投資とは、配当利回りが高い株式に投資することを意味します。
配当利回りとは、1株あたりの配当金を1株あたりの株価で割った値のことです。
つまり、購入した株価に対し、受け取れる配当金の高さを表します。
そして、連続増配株とは、配当利回りが年々増加していく株のことを指します。
わたしは資産の拡大と手軽さを重視して、インデックス投資をしています。しかし、出口戦略(FIRE達成後の資産形成)を考えると、高配当株投資も非常に魅力的なんですよね。
インデックス投資の場合、配当金は自動的に再投資されます。
一方、高配当株投資では、配当金が収入として得られるため、再投資するかどうかを選ぶことができます。
FIREをめざしている間は、資産を拡大することが主目的になりますから、毎年再投資をおこない、FIRE達成後は、副収入として配当金を受け取る。
長期投資を目的とする手法なので、株価をいちいちチェックしなくて済むといったメリットもありますね。
インデックス投資だと、FIRE達成後に副収入を得るためには、資産を取崩すことになります。
しっかり計画しておけばいいのかもしれませんが、やはり資産が減ることには抵抗がありますよね。
そういった意味でも、FIRE達成後は配当金を受け取るほうがメンタル的にはいいのかもしれません。
資産形成については、FIREをめざしている最中だけではなく、FIRE達成後を見据えて投資手法を考えなくてはいけません。
よく考えて行動しなきゃですね!
資産形成の基礎は、支出の最適化
そもそも、投資を始めるにはお金がなくてはいけません。
資産形成のためにお金を増やす方法は以下の2つしかありません。
お金を増やすには、収入を増やすことを第一に考えがちですが、支出を減らすほうが遥かに簡単です。
1つ例を挙げて説明します。
年収が300万円で、年間生活費が200万円の人がいたとしましょう。
年間貯蓄額は100万円になります。
年間貯蓄額を50万円増やすにはどうすればいいでしょうか?
答えは、年収を50万円上げるか、支出を50万円減らすことです。
そして、年収を50万円上げるよりも、支出を50万円下げるほうが遥かに簡単なのです。
本書では、支出を減らすために、支出の最適化(節約)術を15個紹介しています。
その中でも、わたしが特に参考になった節約術や考え方を3つ紹介します。
飲み物は白湯にする
会社で仕事をするとき、毎日お茶や水、コーヒーなどを買ってはいないでしょうか。
本書では、水筒に白湯を入れて持っていくことをオススメされています。
白湯には以下のようなメリットがあります。
なるほど。
仮に500mlの飲料を1日1本、365日毎日買ったとしたら、1本100円だとしても、36,500円の出費になる。
白湯に変えれば、上記のようなメリットが受けれるうえに、出費を抑えることができるから、いい事尽くしだ!
明日から白湯にしよう!
この本を読んで以降、私は毎日水筒に白湯を入れて会社に行っています。
「水筒を洗うのがめんどくさい!」
という人もいるかもしれませんが、水なので汚れがつきにくいため、サッと洗うことができます。
もともと冷たい麦茶を入れて持っていっていたのですが、麦茶だと時間が経つにつれて、水筒が汚れてしまうというデメリットがありました。
麦茶を作るためのパックを買いに行かなければいけない面倒くささもあったので、白湯にしてからはそんな手間ともサヨナラです。
わたしも白湯はとってもおすすめです!
携帯は格安SIMにする
これはもう絶対です。
いまだにdocomoやau、softbankなどの高級通信会社を利用している方がこの記事を読んでいたのだとしたらラッキーです。
人によって差はありますが、年間5万円以上は節約できると思います。
しかも、デメリットはほぼなしです。
docomoやau、softbankと格安SIMの大きな違いは、以下3つだけです。
あなたは、お持ちの携帯についてサポートが必要だったことが1年間にどれだけあるでしょうか?
もしほとんどない場合は、まったく受ける必要のないサポート料を毎月上乗せして払っているようなものです。
格安SIMは、サポートが手薄であるものの、その分毎月の支払金額は文字通り格安です。
また、電波については、格安SIMもほぼストレスはありません。
docomoやau、softbankの電波のつながりやすさが99%だとしたら、格安SIMは感覚的に98%くらいだと思います。
回線速度についても、YouTubeの動画を普通に見ることができますし、まったく問題ありません。
以上のように、格安SIMのデメリットは、ほとんど気にならないものになります。
今すぐ格安SIMに変えることをおすすめします!
買い物かごは使わない(目的のものだけを買う)
自分が買い物をしている姿を想像してみてください。
あなたは、オムライスを作るために必要な卵が不足していたため、卵を買いに来ました。
買い物かごを手に取り、卵を探しているうちに、新商品のアイスが気になったり、急にカップヌードルが食べたくなったりして、買う予定になかったものを次から次へと買い物かごに入れていきます。
わたしだ…!
そういえば、お菓子とかついつい買っちゃうのよね…。
あなたは、完全にスーパーの素晴らしいマーケティングによって、商品を買わされています。
支出の最適化(節約)をするうえでは、「必要のないものは買わない」ということは鉄則です。
では、どうすれば不要なものを買わずに済むのでしょうか?
その答えが、「買い物かごを使わない」ということになります。
買い物かごがなければ、自分の手に持てる商品の数には限界があります。
あれが欲しい、これが欲しいと目移りしてしまっても、商品が持てないという物理的な理由により、諦めざるをえません。
そうすることで、無駄な買い物を抑制することができます。
なるほどなぁ〜。必要最低限のものしか買わない。支出の最適化の鉄則。素晴らしい!
まとめ
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法』の概要と、この本を読んでわたしが特に勉強になったポイントを紹介してきました。
- 資産形成のおすすめは高配当・連続増配株投資
- 資産形成の基礎は支出の最適化(節約)
本書には、この記事で紹介しきれなかった高配当・連続増配株投資のメリットや、支出の最適化の手法について、まだまだたくさん書かれています。
実際にFIREを達成された方が書かれている本なので、FIREをめざしている方にとってはとても役に立つ本になると思います。
気になる方はぜひ、お手に取って読んでみてください!
この記事のおさらい
配当利回り(購入した株価に対し、受け取れる配当金の高さ)が高い株式に投資すること。
・代謝が高まることにより、痩せやすくなる
・便秘やむくみを解消する
・美肌になる
・冷え性が改善する
・水道水でつくれば0円で飲める
目的以外のもの(不要なもの)は買わないようにするため。