書籍『絶対FIRE!(ムック本)』について知りたいです!
こんな疑問にお答えします。
この記事を読めば、次のようなことがわかるようになります!
※「FIRE」については、以下の記事で詳しく解説しています。

著者紹介
この本は、ムック本になっています。
「ムックの意味」
goo辞書より
《magazineとbookの中間の意を表す造語》内容は単行本でありながら、発行方式や編集形態が雑誌のような出版物。雑誌風書籍。
概要
すでにFIREを達成されている11名のFIREをめざしたきっかけ、FIREを達成した軌跡、成功のポイントやノウハウがまとめられています。
- きぐちさん …フルFIRE
- ペリカンさん …フルFIRE
- 桶井道(おけいどん)さん …フルFIRE
- いんべすさん …フルFIRE
- たぱぞうさん …フルFIRE
- ヒトデさん …サイドFIRE
- YSさん …サイドFIRE
- グミ&パンさん夫婦 …サイドFIRE
- 九条さん …サイドFIRE
- ハムス太さん …サイドFIRE
- 穂高唯希さん …サイドFIRE
※リンクをクリックすると、その方のTwitterアカウント、またはブログに飛ぶことができます。
また、FIRE達成者を「PART1:フルFIRE」と「PART2:サイドFIRE」の2つの分類に分けて、それぞれ紹介されています。
この本では、フルFIREとサイドFIREを次のように定義しています。
フルFIREというと、リタイア後はまったく仕事をせずに、悠々自適に暮らしていくイメージを持つかもしれませんが、フルFIREを達成された方々は全員リタイア後も仕事をしています。
共通して言えるのが、「嫌な仕事」はやめて「好きな仕事」を続けているということです。
このブログでも、FIREは「労働の自由」だと定義しています。
なぜ仕事を続けるのか、働くのをやめればいいんじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、この本を読むことでそれらの疑問が解決できます。
100ページ弱でカラフルにまとまっていて、文字も大きく、とても読みやすい本になっています。
ぜひ、お手にとってお読みください^^
感想
わたしがこの本を読んだ感想として、とくに重要だと思った4つのポイントに分けて解説していきます。
- FIREを達成する方法は人それぞれ
- 同調圧力に抵抗することが大事
- 幸福度を下げずに節約する
- 結局働くならサイドFIREをめざすべき
FIREを達成する方法は人それぞれ
FIREを達成した11名の方々が、FIRE達成までにやってきたことを見ると、共通点はあるものの、まったく同じことをしてFIREをした人はいませんでした。
FIRE達成者 | 特徴 |
---|---|
きぐちさん | 本業のブログアフィリエイトで稼ぐ力をバグらせてFIRE |
ペリカンさん | 戸建て中心の不動産投資による家賃収入でFIRE |
桶井道さん | 節約+貯蓄→投資による配当金でFIRE |
いんべすさん | アパート中心の不動産投資による家賃収入でFIRE |
たぱぞうさん | 米国株投資でFIRE |
ヒトデさん | 副業のブログを成長させて稼ぐ力をバグらせてFIRE |
YSさん | 本業→投資でFIRE |
グミ&パンさん夫婦 | 共働き収入+節約→投資による子育てFIRE |
九条さん | 本業(取締役)→投資でFIRE |
ハムス太さん | 投資をせず本業と節約だけでFIRE |
穂高唯希さん | 本業+節約→投資でFIRE |
多くの人が投資する中で、ハムス太さんは投資をせずにFIREを達成されました。
副業をしている人もいれば、本業の稼ぎだけで投資と組み合わせてFIREを達成する方もいました。
そして、いんべすさんやペリカンさんのように、不動産投資による家賃収入を主軸としてFIREを達成した人もいました。
FIREを達成するには、様々なやり方がありますが、やるべきことはシンプルです。
収入を増やし、支出を減らしてできた資金で投資をおこない、資産を増やします。
ハムス太さんのように、投資はしないと決めている人は、収入を増やし、支出を減らすという2つの軸でFIREをめざしてもOKです。
個人的には、3つの軸をフル稼働させたほうが、早くFIREに近づけると思っています。
ですので、自分にあった方法で収入を増やし、支出を減らし、できた資金で投資をするという循環を作っていくことが、FIREには欠かせません。
この本は、FIRE達成までのノウハウが詰まっているので、「自分ならこの手法があってるかな?」と思うような方法が見つかるかもしれません。
また、当ブログでも、それぞれ3軸ごとに記事をカテゴリ分けしていますので、気になるカテゴリがあれば、ぜひご覧になってください。
同調圧力に抵抗することが大事
周りの人と同じことをしていては、FIREなんてできません。
多くの人は、一生懸命勉強して、いい会社に就職し、定年まで働いて、老後生活を満喫し、一生を終えることが正しいことだと考えています。
また、車を買ったり、家を買ったり、保険に加入することがごく自然のことだと認識しているでしょう。
FIREをめざす人は、この同調圧力に抵抗しなければなりません。
「周りが◯◯だから〜する」とよく考える人は、日本人に多いです。
FIREをめざすというのは、本当の自由を手に入れるということです。
すべての裁量権は自分にあるという状態になるため、同調圧力に抵抗できない人は、FIREを達成することはできません。
自分がどうしたいか、どうありたいかを考え、自分の意志ですべての物事を決めていく必要があります。
幸福度を下げずに節約する
この本を読むと、FIRE達成者の多くが節約に取り組んでいることがわかります。
そして、節約に取り組むほぼすべての方が、幸福度を下げない節約をおこなっています。
幸福度を下げない節約とは、人によって程度箱となりますが、例えば次のようなものをいいます。
家賃については、まず自分の部屋を見渡してください。
ほとんどがものによって占領されていませんか?
不要なものを減らすことで、部屋が広くなります。
広くなった分のスペースは、あなたにとって不要です。
もっと狭い家に引っ越して、家賃を下げましょう。
電気・ガスなどは、こまめに消すようなめんどくさい節約はせず、契約先を変更して固定費を下げます。
車は、地方住まいの方など、生活にかかせない方であれば購入せざるを得ませんが、「移動手段」として必要ならば、それほど高い車は必要ありませんよね。
逆に、幸福度を下げる節約は、以下のようなものです。
自分の首を絞めてまでFIREをめざしても、ゴールに行き着くまでにバテてしまいます。
我慢はある程度必要ですが、必要以上の我慢はしないように節約に取り組むことが大事です。
結局働くならサイドFIREをめざすべき
冒頭でも述べたように、この本に掲載された11名のFIRE達成者は、全員FIRE達成後も働いています。
結局のところ、人は働きたくなるんですね。
であれば、最初からリタイア後も働くことを前提に、FIRE達成までのシミュレーションをおこないましょう。
そうすれば、あなたは予想以上に早くFIREすることができるようになります。






まとめ
ここまで、書籍『絶対FIRE!(ムック本)』の概要と、わたしの感想として、重要だと思った4つのポイントを紹介してきました。
- FIREを達成する方法は人それぞれ
- 同調圧力に抵抗することが大事
- 幸福度を下げずに節約する
- 結局働くならサイドFIREをめざすべき
他にも、FIRE達成に向けて参考になるノウハウが詰まった本になっているので、ぜひ、読んでみてください!
この記事のおさらい
載っていません。
フルFIREを達成した人も、全員自分の好きな仕事を続けています。
幸福度を下げないこと。
答えはあなた自身が持っています。
わたしは「会社に就職することが当たり前」という点について、未だに抗えていません。いつか副業で収入をバグらせて、退職しようと考えています^^